MUhandwork

2020/01/06 13:37

年が明け、何とか無事に5年目を迎えたMU handworkです。

(去年ずっと3年目3年目と言っていましたがどこで一年消えてしまったのだろう、、本当は4年目でした汗)


令和最初のお正月に、改めてここまでの歩みを振り返ってみました。


一つ大きな区切りを自分の中でつけて、さてこれからの人生どうしましょう、となったのが4年前。

なんだかいろいろ疲れたし、じゃあ好きなことをして生きていく人になろう!苦手な人間関係に煩わされることなく自分の力で生きていける人になりたい!できるかどうか分からないけどとりあえずやってみよう!と最初は軽い気持ちで、でも大きな野望とともに始まったMU handworkでした。

(ミュウですかムウですか?と聞かれますが、エムユーと読みます。私のイニシャルです。ま、なんでもいいです、名付けのセンスが絶望的になく、深いこだわりはありません)


手先の器用な祖母とずっと一緒に暮らしていたので、子どもの頃から編み物や洋裁が大好きでした。

専門的な勉強をしたことはないけれど本を見たり独学で好きな服を作ったり、もらいもののイマイチな服を自分の似合う形にリメイクしたり、見よう見まねでずっとやってきていたので、やるならこれしかないなーと思いました。


「着物リメイク」に的を絞ったのはこの時が初めてです。

差別化ができそうだったし着物ということで付加価値もつけられるのではないかと思ったのもあります。

でも一番の理由は、私が持つ着物のイメージと、一般に流通している着物リメイクのイメージがかけ離れていたからです。

着物リメイクって、「綿絣パッチワーク(田舎風おばあちゃま系)」か「黒留袖ロングドレス(オシャレマダム系)」のイメージ、ないですか?笑

どちらもとても素敵ですが、それだけじゃないのになーっていつも思っていました。

きっとリメイクされる方が割と高齢の方が多く、需要もそちらにしかないからなのだろうけど、それはあまりにももったいない!

それくらい着物って、キラキラ宝石みたいに美しいもの、に私には見えていました。


昔、真っ青な化繊の子どもの兵児帯がなぜか実家にあって、絞りの模様、透きとおった生地がとってもとっても綺麗で、はぎ合わせて巻きスカートにして、真夏に履いていたことをよく覚えています。着物を着る人から見たらきっとすごく違和感があったんだろうと思う。町を歩いているとものすごくジロジロ見られました(^_^;)

今思うととても恥ずかしいけど、この美しいものを身に着けて町を歩きたい、という気持ちは今でも全然変わっていません。


だから、私が着たい着物リメイクをやろう!と思いました。

普段着でもなく特別な日のドレスでもなく、ちょっと気持ちを上げたい時の日常着。若い人も違和感なく着られるようなもの。かたや年齢とともに「ちょっとお洋服の力を借りたいなぁ」と感じるようになった方にも着ていただけるような。

自然に街に馴染むけど少しだけハッとさせられるようなもの。

欲張りだけど、そんなものが作れたらいいなぁ。

着物ならそれができるんじゃないかな。


そしてiichiに初出店を決め、着物リメイクの世界に飛び込みました。

最初は全くの手探りで。果たして需要があるのか、一体いくらで売れるのか検討もつかず、ほとんど赤字のような値段で出していました。

赤字のような値段、とは言ってもファストファッションに比べたら遥かに高い私の作品を、それでも買ってくれる人がポツポツ現れ、嬉しい感想をいただいたりして少しずつ自信をつけていきました。


「赤字のような値段」から、「材料費とその他経費は賄える値段」へと少しずつ、恐る恐る値上げさせていただいても、ぼちぼち売れるのが分かった時はとても嬉しかったです。


きっと、最初の頃に買ってくれたお客様からしたら、たった4年でずいぶんな値上げ!とびっくりされているかもしれません。。

それは本当に申し訳ないです。

1000円出せばしっかりした麻のシャツが買えてしまうこの時代に、たかだか服に10倍も払えるか、とおっしゃる方も当然いると思います。

でも私は、みんなが着てる同じ服ではなく、人が思わず振り返るくらい素敵な、ハッとする服を作りたいのです。

その為には素材選びが何より大事なので、仕入れにかける金額も最初の頃よりずいぶん上がっているということだけ、この場を借りて言い訳させてくださいませ(;O;)

(もちろん技術も格段に上がっております…)


そしてそもそも私が、10倍出しても欲しい!と思えるものを作らなくてはいけない。

社会がどうのといくら吠えようが、結局はそこなんです、分かっていますとも。それはもう、夜も眠れないくらいに…(^_^;)


…話が逸れました。


そんなこんなでどうにかこうにか続けてきて、昨年、念願のホームページを開設。

意気込んで、言われるがままに高い広告を打ってみるも不発。小細工は通用しないということです。

もう広告には頼りませんので、いくら電話してきてもムダですよ!勧誘の人!(絶対読んでないだろうね)


ここからまた、ホームページを認知してもらうまでには長い時間がきっとかかるのだろうけれど、地道にコツコツ積み上げるのは得意分野です。


それからSNSのこと。

開業して間もなく始めたのがfacebook。私の拙い文章で熱い想いを綴ってきたのですが、ここのところ停滞しています。

今更ですがfacebookって、今!今!っていうツールで、過ぎ去った過去に対してあまりに無頓着じゃないですか…?

過去を振り返りたいと思ったら延々スクロールしなきゃいけないってどうなんでしょう…

過去は振り返っちゃいけないのかな。かと思えば「何年前の忘れたい過去」が唐突に出てきたりするし、「しばらく投稿がありません」と急かされるのも好きじゃない(-_-)

ちょっと今後の付き合い方を考えようと思っています。

多分新作販売のお知らせが中心になっていくと思います。


別に振り返るほどのこともないのですが、一応の記録として、ポイントになる投稿だけ、ここにリンクしておきます。(逆に言えばこれ以外の投稿を一生懸命スクロールして見なくて大丈夫です(^_^;))

暑苦しい文章ばかりなので、苦手な方は決して見ないでくださいね(^_^;)


初めての投稿

始めた頃は着物着れなかったんですねー。あれから着付け教室に通って、着られるようになりました。

https://m.facebook.com/mu.handwork/photos/1731562220461968/


ご縁あって映画館のロビーで個展をやらせていただいた時の投稿。タイアップした映画との相性がものすごく良くて、50着以上作った服が全て完売になるというビギナーズラック!

一年目のこの出来事がMUのピークで、今だにこれを越えるものがありません…(T_T)

https://m.facebook.com/events/1709754002624534


https://www.facebook.com/1731181293833394/posts/1745483432403180/


とと姉ちゃんと日本文化について。

https://www.facebook.com/1731181293833394/posts/1763064080645115/


着物にハサミを入れるということ。

https://www.facebook.com/1731181293833394/posts/1932996843651837/


「和布と手作り」という本に掲載していただきました。取材クルーがやって来てなんと見開き6ページ!これが二度目のピークでした、笑

https://www.facebook.com/1731181293833394/posts/2002688990015955/


石田ゆり子さんから世界を考える。

https://www.facebook.com/1731181293833394/posts/2078679565750230/


手仕事の楽しさを教えてくれた祖母が亡くなった時の投稿。

https://www.facebook.com/1731181293833394/posts/2233211283630390/



あと、インスタはけっこうちゃんと更新してます。

一着一着丁寧に紹介するのに良いツールだなと思います。

長ったらしい文章は読みたくないという方はぜひインスタのフォローをお願いいたします(^_^;)


一年後、無事に五周年を迎えられるよう今年も頑張りますので、2020年もどうぞよろしくお願いいたします!

★着物リメイクのMU handwork★

普段着でもなく、特別な日のドレスでもなく「ちょっと気持ちを上げたい時の日常着」をコンセプトに

華やかでポップで個性的な色柄のお着物を中心にリメイクしています。

着物を着たことがない若い人にも違和感なく着られるようなもの

かたや年齢とともに「ちょっとお洋服の力を借りたいなぁ」と感じるようになった方にも着ていただけるようなもの

自然に町に馴染むけど、少しだけハッとさせられるようなものを作りたい。

美しい日本の文化を絶やさぬために。

そんな想いで日々ものづくりをしています。

ホームページ

https://www.muhandwork.com/

インスタグラム

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Facebook

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