2020/10/23 18:36
帽子は好きかと聞かれたら多分「そうでもない」と答えます。絶壁頭なのでツバのある帽子はそよ風でも飛ばされるし、ド近眼なのでただでさえよく見えてないのにツバで視界が遮られたら交通量の激しい道などはちょっと命の危険すら感じるし、ツバ広のエレガント帽などはデザイン的にはとても好きで憧れるのですが、例えばお店や映画館などに入ったりしたらツバが広ければ広いほど存在感ハンパなく、かぶり続ける度胸もなくしぶしぶ取るハメになるのだけど帽子というものはあなた、被っているときはいいのだけど取ったときの断崖絶壁で毛量のない頭の惨めさと言ったらそれはもう、手ぬぐいでもなんでもいいからとりあえず巻かせてくれと言いたいほどに。
ですが私はベレー帽は帽子ですかと聞かれたら「頭にかぶるものという括りでは帽子と言えるかもしれないけど、どちらかと言えばヘアバンドとかターバンとか給食のおばさんが髪の毛が落ちないようにかぶるもの、の仲間だと思うのですがどうでしょう」と答えるでしょう。
つまりは部屋に入ったからと言って外さなければいけないものではなく、寝癖の頭に出がけにすぽっとかぶったら夜寝るまでずっとかぶっておいて絶壁やら寝癖やら抜け毛やらをひた隠しにしていても一向に差し支えないズボラアイテムだと思うのですがいかがですか。
それなのにどうでしょう。
「ベレー帽をかぶっている人、絶対にオシャレさんに見える説」！パンパカパーン！
もしかしたら絶壁やら寝癖やら毛の足りない頭を隠しているだけなのかもしれないというのに、ベレー帽たった一つのおかげで「あ、個性的なオシャレさん！」「頭の形きれい！！」「寝癖のように見えるけどあれ絶対あえてのセットだわ！！」と人は思ってくれるに違いないのです。
だから私はベレー帽が好きです。
(元カレが異様にベレー帽が似合うオシャレさんだった、という感傷は差し引いても！)
ベレー帽LOVE。
あ、なのでニットキャップも好きですよ。(チクチクさえしなければ)
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